成長を見守ってくれる場所
学童保育たけのこクラブは、異年齢での交流や子供を見守ってくれるたくさんの大人との出会いが何よりの魅力だと思います。持参したお弁当箱を自分で洗ったり、裁縫を教えてもらったり、手作りのお菓子が出たり、家庭的な雰囲気の中で生活習慣を身につけていくこともできます。
我が家は学校や学童から少し遠く、息子が低学年の時は夜道を一人で帰らせるのが心配でした。そんな不安に配慮して帰り道が同じ上級生の子が途中まで付き添ってくれたりすることもあり、安心して通わせることができました。また、ある時にはバス停に置き忘れてしまった荷物を他の保護者の方が学童に届けてくれたこともありました。
一方で学年が少し上がってくると、下級生に一目置かれているようだよ、最初はひとりで本を読んでいたりすることが多かったけれど年齢が上がるにつれて友達と遊ぶことも増えてきたよ、こまやけん玉でいろんな技ができるようになったよ、などと普段の様子や成長を感じるエピソードを指導員から教えていただくこともありました。
本学童は保護者が主体となって運営している学童です。そのため役割もそれなりに多いなと感じることもあります。しかし、自分の子も他のうちの子もひっくるめて子どもたちの成長を見守っていく活動ととらえれば大切なことだとも思えます。また、先輩保護者や同年代の子供を育てる他の保護者との交流はそれ自体も楽しくまた自分の子育ての勉強にもなります。
それに100人を超える人数でキャンプをしたり、地域のお祭りに出店したり、校長先生や地元の議員さんと意見を交換したり、なかなか普段は経験できないようなこともあります。もちろん、それを全部引き受けてこなさなければいけないということではありません。自分のできることをなるべく楽しみながら担っていければいいと思います。これからも親子ともども楽しくたけのこクラブに関われたらと思います。
(4年男子 父)