長女が入所する3月、卒会式を少し見て帰ったのを覚えています。寒い日でした。同じ保育園から同じ小学校に行くお友達が少なくて、不安でいっぱいの私でしたが、卒会式の様子に「すごい先生方がいる!安心できそうな場所だ!」と感じました。あんな風にわが子も卒会する日が来るなんて、とてもとても想像できないくらい先だと思っていましたが、長女は3年前、次女はこの春卒会となりました。 今年の卒会式も寒い日でした。子どもたちは元気いっぱいにまずは新一年生を迎えました。新二年生のあいさつに、長女がおなじ役目をした時のことを思い出して涙、新一年生のかわいい姿に涙、で始まりました。卒会生が格好良く入場して、スピーチ、そしてみっちゃんからの卒会証書の授与、いずせんからのトロフィーとプレゼントの贈呈。これ以上ない「贈り物」を受け取った子どもたちは本当に幸せ者です。 緊張しているはずなのに、マイクを持ってあげて、お互いのスピーチを顔を見合わせて聞いて、困ったときには自然と助け合える、そんな子どもたちの姿がありました。ああ、ここでみんなと生活して大きくなったのだなぁと胸打たれる姿でした。 心配だと思ったことが、大したことなかったり、大丈夫さと思っていたことが実は大丈夫でなかったり、たくさんの心配や喜びを共にしてくれた学童に感謝でいっぱいです。 Kさんもあいさつで述べていましたが、効率ばかりを求めるのではなく、効率的ではないことも大事にして、たけのこ学童がいつまでもみんなの居場所であり続けますように、ずっとサポーターでいたいと思います。9年間ありがとうございました。 (6年女子 母)